人気ブログランキング | 話題のタグを見る

グループホーム団体連合会が初の全国フォーラム(医療介護CBニュース)

 17都道府県のグループホームの関係団体で構成する「全国グループホーム団体連合会」は3月10日、昨年の設立後初の全国フォーラムを東京都内で開いた。シンポジウムでは、グループホームが地域の中で果たすべき役割などを話し合った。

 フォーラムの冒頭に同連合会代表世話人の和田行男氏があいさつし、「施設の中に閉じこもって生活をするしかなかった認知症の人たちが、グループホームができることによって地域社会とつながって生きる姿を取り戻すことができた」とグループホームの意義を強調した。また、同連合会の設立目的について、▽認知症の人が安心して暮らし続けられる社会を目指す▽グループホームが安定的に運営できる―の2点を挙げた上で、「一緒になってグループホームを健全に育成していこう」と呼び掛けた。

 「グループホームの未来へ向けて」と題したシンポジウムでは、「認知症の人と家族の会」代表理事の高見国生氏が、認知症の人が国内に約200万人いるとの推計を示した上で、「圧倒的な人がグループホームに入っていない」と指摘。グループホームが果たすべき役割については、ケアの考え方や方法などの「経験」を地域住民や介護家族に対して広めることが重要とした。
 また、「人手の厚さ」がグループホームの最大の特長とした一方で、現行の人員配置基準については「非常に少ない」と述べ、今後は人員配置を手厚くすべきと訴えた。

 NHKアナウンサーの町永俊雄氏は、認知症の人が地域で生き生きと暮らすためには、グループホームで働く職員が「自己犠牲をしなくて済む」制度や仕組みが必要と指摘した。

 また、厚生労働省老健局認知症・虐待防止対策推進室室長補佐の田仲教泰氏は、認知症を早期に発見し、行動・心理症状(BPSD)を最小限に抑えられるよう適切なケアに結び付けることが重要と述べた。


【関連記事】
認知症GH、大都市部などで3ユニットまで可能に―厚労省通知
介護事業、増収傾向続く―大手4−12月期決算
GHや通所などの新規開設加速へ―セントケアHD
介護保険の抜本改革に向け12の政策提言―公明
都内の認知症GHの7割が入居率90%以上―東社協調査

<絶縁体>電気信号伝達 夢の「8割省エネ」(毎日新聞)
サリドマイドの副作用解明=手足の成長たんぱくを妨げ−東工大など(時事通信)
<石原都知事>知事選出馬を示唆 「場合によってはやるよ」(毎日新聞)
“ミスター年金”事務所視察で指示連発(読売新聞)
水族館で初!55年で5555万5555人(読売新聞)
by ad1dwmgsnc | 2010-03-16 10:56
スペルボーン(Spellborn)